出張サービスの対応エリア、ホームページにどう書く?地域と条件の伝え方

「○○市を中心に対応」と書いていても、隣の市のお客様には頼めるかどうか分かりません。清掃、設備工事、塗装、造園など、現地へ出向く仕事では、対応エリアは地名の一覧だけでなく、依頼できる条件まで伝えることが大切です。ここでは、自社のホームページで無理なく整理する方法を紹介します。
まず「通常対応」と「相談対応」を分ける
掲載前に、現在の移動時間と人員で無理なく訪問できる地域を確認します。そのうえで、通常の出張範囲と、内容や日程によって判断する範囲を分けましょう。「関東全域」のような広い表現を先に掲げると、実際には受けられない相談が増える可能性があります。
例えば架空の水道工事店なら、次のように書けます。
- 通常対応:川崎市中原区・幸区・高津区
- 事前相談で対応:川崎市宮前区、横浜市港北区の一部
- 上記以外:作業内容と住所を確認してから回答
これは文章の例であり、実在する事業者の対応地域ではありません。市区町村名だけで範囲を言い切れない場合は、「一部」とした理由や確認方法を添えます。たとえば橋を渡る地域、山間部、駐車しにくい場所などは、同じ行政区でも移動条件が変わります。
お客様が迷いやすい条件を先回りして書く
訪問できる時間と急ぎの相談
「対応エリア内」でも、すぐ訪問できるとは限りません。通常の訪問曜日・時間帯、当日対応の可否、夜間や休日に対応しているかを分けて記載します。緊急対応をしていないなら、その旨を明記した方が、お客様も別の手段を早く探せます。受付時間と実際に訪問できる時間が異なる場合も区別してください。
出張費と見積もりの扱い
地域によって出張費、駐車場代、最低作業料金などが変わるなら、金額を一律に見せる前に適用条件を書きます。価格をまだ確定できない仕事では、「現地の住所と作業内容を確認して見積もりを案内」と説明できます。無料見積もりを実施していないのに「見積もり無料」と書くことは避けましょう。料金が変わったときに更新しやすいよう、条件を載せるページを一か所に決める方法もあります。
ホームページにはどこに載せる?
最初に見られやすいトップページには「主な対応地域」と対応エリア詳細へのリンクを置きます。サービスページには、作業の種類で範囲が異なる場合だけその違いを書きます。詳細ページには通常対応、相談対応、訪問可能時間、追加費用の条件、範囲外の相談方法をまとめると、お客様が情報を行き来せずに判断できます。
スマートフォンでは長い市区町村の羅列が読みにくいため、まず代表的な地域を示し、残りは折りたたみや詳細ページで確認できる構成が考えられます。ただし、隠した部分を開かなければ重要な条件が分からない設計にはしないでください。地図画像を使う場合も、地域名は文字で併記すると確認しやすくなります。
掲載情報全体を整理したい方は、関連記事の清掃業・工事業のホームページに必要な6つの情報も参考にしてください。
Google ビジネス プロフィールとも内容を照合する
Google ビジネス プロフィールを使っている場合は、ホームページの記載と、プロフィールのサービス提供地域が実際の営業範囲に沿っているか確認しましょう。Google の非店舗型ビジネスとハイブリッド型ビジネスのサービス提供地域に関する公式ヘルプでは、地域をできるだけ具体的かつ正確に設定するよう案内しています。また、拠点住所で接客していない非店舗型ビジネスは、その住所をプロフィールから削除するよう説明しています。
ホームページとプロフィールは別々に更新が必要です。地名を増やすこと自体で検索順位や問い合わせが増えるとは限りません。まず、実際に対応できる範囲が両方で食い違わない状態を目指します。
公開前の5分チェック
- 通常対応と相談対応を分けているか
- 境界地域の依頼方法が分かるか
- 受付時間と訪問可能時間を混同していないか
- 出張費や見積もりの条件に誤解がないか
- スマートフォンから地域と問い合わせ方法を見つけられるか
事業が忙しく、地域ごとの条件を文章にする時間が取れない場合は、現在受けている依頼先の住所、作業内容、移動時間を数件分だけ振り返るところから始めてください。その情報があれば、過度に広げずに案内文を作れます。対応エリアを含むホームページの構成に迷う場合は、aicptsへの相談窓口から、現在の対応地域と困っている点をお知らせください。
